今年の北信越ブロック研修会は富山県で開催されました。
最初の視察先は、パックご飯の製造をされている株式会社ウーケ様へ。
こちらのパックご飯は、昭和60年に環境省が選定した名水百選に選ばれた天然水で炊き上げられています。
お米と水のみ、他に何も混ぜることなく天然の素材を十分に活かし、酸味料不使用、無添加で製造している。
コメの国内需要が毎年8万トン減っていく中で、「パックご飯」の国内需要に加えた「海外輸出」、
海外マーケットへの進出の可能性も考えている。
お昼は、入善牡蠣ノ星へ。
富山湾の水深384mの海洋深層水で浄化した生牡蠣をはじめ、蒸し焼きに焼き牡蠣、
その他さまざまな魚介を食すことができるお店。
これまでは、牡蠣が取り込む海水を紫外線で殺菌して、牡蠣の体内を浄化する方法がとられていましたが、
水量と照射の関係で、殺菌のコントロールがうまくできない状態でした。
そこで注目されたのが「海洋深層水」です。海洋深層は極めて清浄性の高い海水です。
この海洋深層水を約48時間かけて牡蠣の体内を循環させ、きれいに浄化することで牡蠣の安全性を
大幅に向上させることに成功されました。
当日は週末のお昼ということもあり、お店の中は満員御礼。大変賑わっていました。
続いて、株式会社能作様へ。
高岡400年の歴史がある伝統工芸の高岡銅器や鋳物の仏具を作っていた会社だった。
近年仏具の需要が減り新たな商品開発を研究され、銅器の世界では考えられなかった錫100%の商品を作り、
錫の欠点である柔らかさを活かした商品開発に成功した。
鋳造現場では、錫を溶かし型に流し込む→型の中から製品ができる→研磨の作業がおこなわれていた。
型は砂型や木型等さまざまなものがあった。
高校野球の優勝盾の型を発見!実は、毎年ここで製作しているとのことでした。
続いては、島谷昇龍工房様へ。
日本で5社しかいない叩いてつくる「おりん」を製造している工房。お寺用のおりんは真鍮を
叩いて製作されていました。
叩きながら音の調整しておられ、調整されたおりんと調整されていないおりんとでは音色がまったく違った。
おりんの業界も縮小してきているので、「すずがみ」という錫を叩いて製作された商品も新たに開発された。
視察の最後は、高岡地場産センター様へ。
高岡の伝統産業品はもとより、富山県内の伝統工芸品が展示販売されている。こ
ちらでは、鋳物体験をすることができました。
型に土を入れ、土をしっかりと固めたあと錫を穴に流し込むと型と同じものが完成する。
今回は、錫のおちょこ作りに挑戦。作った人それぞれオリジナルのおちょこを作ることができるので、
世界で1つだけのもので、愛着が湧きました。
夜は、射水市で北信越ブロック研修会を開催。
約60名の方に参加して頂き、杉田水脈先生と河添恵子先生の「女性の視点から日本の未来を考える」と
題して講演を頂きました。
杉田先生からは、国会議員として取り組んでこられた活動や現在取り組んでおられる国連での様子をお話頂きました。
慰安婦問題は国同士の問題であって、一市民には直接的な関係や影響が無いからと思っていては大間違い!
多額の税金を支出しているところに注目し、おかしいと声を上げていかなければいけない!と講演頂きました。
河添先生からは、中国で過ごした経験から中国人の人間性、移民から広がる様々な
悪影響についてお話を頂きました。
マスコミの偏向報道についても、先生がテレビ等に出演される機会も多いことから、
体験談を踏まえてご講演頂きました。
参加者にアンケートを記入して頂きましたが、もっとお話を聞きたい、初めて聞く内容ばかりで驚いた、
またこのような勉強する機会を作って欲しいとのご意見を頂きました。
懇親会も多数の参加を頂き、今後の取り組みについてのご意見もたくさん頂きました。
文責:龍馬プロジェクト 北信越ブロック長 海老克昌(富山県議会議員)
2024.08.09
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