4月11~12日は和歌山の橋本市にて龍馬プロジェクトの関西ブロック研修を行ってきました。
まず最初に訪問させていただいたのは、きのくに子どもの村学園
この学校は、元大阪市立大学教授の堀 真一郎氏が8年の準備をして、
25年前に開設した私立学校で、今では全国4箇所に広がっています。
橋本には小学校、中学校、高等専修学校があります。
なんと小学校1年生から全寮制で、子供達の自立性と自主性をはぐくみます。
また子供が学ぶ内容は自分のしたい活動をよく考えて、その年のクラスを選びます。
クラスは小学校では1~6年生が一緒の異年齢学級で、授業の多くは体験学習です。
宿題やテストなどは一切ありません。
進路指導もありません。
全部自分たちで考えさせます。
また、校則などもなく、学校のルールは全校集会で決めていくそうです。
一般の学校の授業数は年間45週ですが、こちらの学校では36週しかありません。
それでも学力はしっかりついていて、ほとんどの子が4年生の大学や海外の学校に進学します。
新聞記事やネットではいろいろ調べていたんですが、
現地に行ってみて子供達のパワーを強く感じました。
日本では非常識なスタイルですが、欧米では何度か体験した形で、
これを25年も継続し広げてこられたことは本当にすごいと感じました。
スタンスや理念ですべてが一緒とはいきませんが、私が考える理想の学校に
かなり近いモデルを見ることができ、感動した学校訪問です。
また機会を改めて訪問したいと感じました。
二つ目の訪問先は橋本市役所。平木市長にお時間を頂き、橋本の現状などをお聞かせいただきました。
夕方からは、ゆの里の重岡社長にお時間を頂き、
最新の水の研究について3時間のレクチャーをしていただきました。
量子力学の話などになるとメンバーはだいぶついてこれていませんでしたが、
私は2回目だったのでなんとかついていくことができ、
人間の体の大部分を占める水の重要性について認識を深めることができました。
水道行政など、もっと考えた方がいいですね。
水道事業の民間委託には大きな疑問を感じています。
2日目は、橋本自然農苑の橋本氏に自然農法の可能性と
科学肥料や農薬の害について講義を頂きました。
これまでも自然農法についてはいろいろとお話を聞いてきましたが、
橋本さんのお話は一番分かり易かったです。また強い信念と想いを感じました。
本当にいいものをつくり、みなさんに届けたい。自然や環境を守りたい。
そんな思いの農業者をもっと増やして、彼らにお金が渡るような仕組みを
つくらねばならないと真剣に思っています。
私は、吹田というベッドタウンに住んでいますが、吹田のような都市はもはや何も生産できません。
エネルギーも食料もすべて分けてもらわねばならない状況です。
ですから、そうしたものを供給してくれる皆さんを応援したいという気持ちで
私は全体のことを考えて学んでいます。またそれをやってくれる仲間の政治家を応援しています。
今回は、教育、水、農業と一件バラバラのテーマで視察をしましたが、どれも人間が生きていくのに
欠かせないもので、日本が自立し、国民が健康に暮らしていくための重要なテーマだと想い、企画しました。
もっと多くの仲間や、政治家にこうしたテーマに取り組んでもらえるように、
ますます発信していきたいと想いを強めた2日でした。
ご一緒頂いた議員の皆さん、お疲れさまでした。
文責:龍馬プロジェクト 会長 神谷宗幣
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