11月27日~28日に中国ブロック視察・研修会を島根県出雲市にて開催しました。
【11月27日(月)】
龍馬プロジェクトメンバーも集合し、夕方より出雲大社を参拝し、弁財天が祀られている 稲佐の浜へ徒歩で移動しました。
その後出雲大社に戻り、神在月の神迎祭に参加しました。
今回は、ガイドの大村さんにご同行いただきました。
神迎祭について、大村さんに伺ったお話は
「神迎祭で迎えるのはオオクニヌシの流れの国津神だけで、天津神はきてないと聞きました」というもの。
伊勢の神宮と出雲大社は全く雰囲気が違うし、系統も分かれていると聞いてましたが、、びっくりしました。
神迎祭が粛々と行われ最後に神楽殿でみせていただけたのが、神様たちを先導してきた御神体の「龍蛇」さま。
これはまさしく蛇であり、龍でした。
これが拝めただけで今回の研修に来た甲斐があります。
ただ、この日はあまりの情報量に、参加者一同頭がパンクしてしまいました。
【11月28日(火)】
メインを終えて最終日は7時出発で、一箇所でもたくさんのポイントを訪問しようとするトライアルでした。
まず黄泉の国に繋がる
黄泉比良坂と揖夜神社
神社ではまた龍に出会います。
猿田彦を祀る佐太神社から、
古代信仰を感じる立石神社、
スサノオと製鉄、半島を連想できる韓竈神社
古代人が黄泉に繋がると考えた猪目洞窟
スサノオが一時暮らしたと言われる日御碕神社
そして締めは、大量の銅剣などが発見され、古代の出雲王朝の存在を決定づけた荒神谷遺跡
なぜ荒神谷というかというと、近くに荒神さまを祀っていたから。
一説には荒神=アラハバキ神との話もあり最後まで考えさせられました。
その後、18時から龍馬プロジェクト中国ブロックの研修会を行い、すべての行程を終了しました。
【まとめ】
考察しているのは縄文の時代に何があったのか、日本人とは何かです。
先輩方の教えを受けて、私なりの「国学」を体系化するところから日本の未来を考えたいと思っています。
私は、日本人は「島国根性をもった単一民族だ」という刷り込みを受けて育ってきましたが、
歴史や日本のDNAを調べていくとどうもそれは嘘のようです。
日本人は縄文の時代から世界中に出て行って、戻ってきた世界中の民族や文化を受け入れて今の日本ができているのだと思います。
多文化、多様性、グローバルのお手本の様な国が日本であるということを知らないのが、今の日本人ではないでしょうか。
今回の研修で一緒だった議員さんが、あまりに歴史を知らなかったので、
神話、大化改新ー壬申の乱、明治維新、敗戦-占領期の4つのポイントは絶対におさえて、日本の在り方を考えて欲しいと強くお願いしました。
日本は教科書に書かれたような単純な国ではないと思います。
文責:神谷宗幣(龍馬プロジェクト 会長)
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