文責:龍馬プロジェクト 九州ブロック長 倉掛賢裕〔大分市議会議員〕
11月9日、平成28年の熊本地震、令和2年7月豪雨と立て続けに2度の災害に襲われた熊本県人吉市に龍馬プロジェクト九州メンバーを中心に地方議員約20名が集まり研修を行いました。
5人の講師を招き、龍馬プロジェクト首長会メンバーである松岡隼人人吉市長から
「令和2年7月豪雨災害について」
岡村郷司熊本県知事公室危機管理防災監には
「平成28年熊本地震・令和2年7月豪雨と県災害対策本部の対応について」
龍馬プロジェクト副幹事長・溝口幸治熊本県議会議員からは
「非常時における議会のあり方」
元首長会メンバー前日南市長で株式会社飫肥社中の崎田恭平氏から
「KKOではない、本質を掴む政策の作り方」
最後に地元で活動している
一般社団法人ドットリバー代表理事の富山孝治氏から
「被災地における関係人口創出の取り組み」について講演していただきました。
どの講師も理論だけでなく実務経験に基づいた講演でしたので、私たち地方議員も現場のリアルな状況を想像することができ、改めて非常時における政治家の大きな使命を実感した思いです。
特に、非常時におけるイレギュラーな対応や行政機関の連携、そして民衆の感情の変化に対応する政治家の覚悟、デジタル社会における議会や議員の情報発信やDXのあり方など、時間が足りなくなるほど、参加者から質問が相次ぎました。
また、講演後には復興に取り組む人吉市内にて、メンバー同士での懇親会を行い、久しぶりの再会と新たな出会いを喜び、親睦を深めました。
豊かで平和な日常では、政治家の存在に注目されることは多くありません。政治家が注目される非常事態はおこらないことに越したことはありませんが、常に備えていなければなりません。
自然災害や現在のコロナ禍などの発生時には国民は感情が高ぶり、平常心を失ってしまうこともあります。冷静な判断ができなくなることもあります。
そんな時にこそ政治家は国民の感情の変化を掴み、冷静で先見性のある行動をとれるよう知識と覚悟を決めておくことの大切さを共有できた研修になりました。
九州ブロック長 倉掛賢裕(大分市議会議員)
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