文責:龍馬プロジェクト関東ブロック長 野口和彦(飯能市議会議員)
令和4年10月31日に関東ブロックの研修会を開催いたしました。
尊王攘夷で鎖国と開国を二分した水戸志士の熱き思いの原動力となった、水戸学の真意を学ぶ研修となりました。
前半は水戸城跡地と日本最大規模の藩校である弘道館の視察を行いました。
当日は快晴で、珍しく弘道館の素晴らしい佇まいを目の当たりに出来、当時の様を詳しく説明を受ける研修となりました。
その後、講話として「志士たちが学んだ日本を救う思想・水戸学とは?」をテーマに講師として『維新と興亜』発行人、浦安市議会議員の折本龍則氏をお招きして、水戸学とその基本となる崎門学についての学びを得ました。
崎門学とは、山崎闇斎が創設し、垂加神道を唱える内容で、朱子学や儒教は大きな問題があり、それは革命を許す考えもあり、江戸初期から幕府ではなく朝廷を大事にする思想が脈々と受け継がれ、幕末に尊王攘夷の思想と繋がり、爆発する流れとなったとのこと。
一方水戸学とは、水戸藩二代藩主徳川光圀が「大日本史」の編纂を通して国体を明らかにし、幕末維新に至る尊王攘夷思想の原動力になり、桜田門外ノ変にて天皇の意に背いて日米修好通行条約を結んだ井伊直弼を暗殺し、幕末から明治維新への激動の歴史を変える志士達の原動力となった考え方を学びました。
参加者は30名予定のところを40名を超える応募をいただき、大いに盛り上がる研修会となりました。
文責:龍馬プロジェクト関東ブロック長 野口和彦
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