イベント報告

  • 2014.09.17
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関西ブロック 第19回関西龍馬塾  (日程:2014.9.16) 文責:神谷宗幣

関西龍馬塾 (日程:2014.9.16) 文責:神谷宗幣

 

今回は関西学院で教鞭をとられていた、前島宗甫先生に講師をお願いし、
フィリピンの貧困や国際情勢のお話をして頂きました。

前島宗甫先生

先生は1970年代からフィリピンに関わられ、
都市研究や貧困者のサポートをされてこられた経歴をお持ちです。

 

先生がおっしゃるには、
フィリピンの貧困の根源には欧米による植民地支配があるとのこと。

 

バナナ栽培を例に挙げられていましたが、アメリカの食料メジャーが大規模経営をし、
そこに日本企業ものっかる中、まるで「農奴」ようにならざるを得ない状況が過去にあり、
今もそれは無くなっていないとのことでした。

また、長年フィリピンの政治課題の一つは農地改革だとのこと。

しかし、フィリピンにも財閥があり、それに紐付く政治家が権力を握っており、
選挙では訴えてもなかなか簡単に変わるものではないという構造も教えて頂きました。

また、普通に目の前で人や子供が殺されたり死んでいく日常や飢餓の現場の話しは、
参加したメンバーに響いたと思います。

関西龍馬塾 受講風景

 

話の行間から、そうした国から食料を輸入し飽食の日本を維持していることを考えなさい、
というメッセージも感じました。

 

私はこれまでも毎年、龍馬プロジェクトのメンバーと海外にいくようにしてきました。

 

それは地方議員であっても世界の現状を知り、そこから日本の未来を考え、
地域づくり人づくりをしていかねば地域の明るい未来はつくれないという、
信念をもっているからです。

 

 

最近世界の動きが加速し、
きな臭い臭いがプンプンしています。

 

欧米がロシアを追い込んでいたり、
中国が隙をみて海洋進出を企て、
パレスチナや中東も騒がしいです。

 

スコットランドやスペインでは独立運動もあります。

 

日本も否が応でもこの流れにまきこまれます。
我々は意識を広く世界に向けねばならなくなります。

国内メディアの情報だけでは、かたよった見方になります。

TPPによる経済自由化が必ずしも日本のプラスになるとは思えません。

移民による経済の下支えもそうです。

外の力を借りて生き延びるのではなく、
もっと日本の歴史の中から、日本人の中からの活路を見出せませんかね?

私は世界に目を向けるたびに、
日本のパワーとチャンスを感じます。

世界の流れにのまれながらも、なんとかオールを握り、自分たちで船を漕いでいきたい!

改めてそう感じる勉強会でした。

2014年9月16日 関西龍馬塾 集合写真

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